ドレン(排水口)から雨漏り?
バルコニーのドレン(排水口)管内の経年劣化による雨漏り事例も多々あります。
今回は室内の漏水箇所からドレン廻りの可能性があったので、改修用ドレンを取付後、ウレタン塗膜防水で部分補修を施工しました。
目視で確認が困難な為に、見落としがちな箇所ではありますが気付かずに放置しておくと、雨漏りに直結してしまいます。
![](https://ms-roof.com/wp-content/uploads/2019/08/cbbef44634b6ea0f238e0a72ed348a4b29.jpg)
既存防水層はFRP防水です。
既存防水層の劣化、亀裂は無かった為、ドレン管内の可能性があります。
ドレンの上に改修用ドレンをそのままかぶせて、劣化した部分に雨水が通らない仕組みをつくる必要があります。
今回は鉛製のタテ引き用の改修用ドレンを設置しました。
改修用ドレンの種類は【鉛製】【FRP製】【塩ビ製】【ゴム製】と揃っています。サイズも40パイ~140パイまであります。
既存防水層の種類やサイズに合わせて使い分けて施工します。
![](https://ms-roof.com/wp-content/uploads/2019/08/a19b7c34ed890d189e82181ed6fba42b14.jpg)
![](https://ms-roof.com/wp-content/uploads/2019/08/c28f042a7ac8aa8e8da6988035578c289.jpg)
改修用ドレンを設置後、ウレタン塗膜防水で部分補修を施工しました。層間プライマー→クロス挿入→ウレタン下塗り→ウレタン上塗り→トップコートの工程で塗布しました。
もともとドレン廻りの勾配が割りと取れていたので、
水溜りが出来る可能性はありませんでした。
ウレタン塗膜の膜厚は3,0mm程度です。
ドレンキャップを取付けて完了です。
注意しなければならないのが、改修用ドレンを取付る事によって、ドレン廻りの周辺が5mm程度高くなってしまいます。
雨水の流れが悪くなって、水溜りが出来てしまう可能性がある為、現状の勾配を考慮して、施工する必要があります。
改修用ドレンが必要か不要かの判断は、施工業者と良く話し合って、双方が納得した上で施工する事をお勧めします。
![](https://ms-roof.com/wp-content/uploads/2019/08/2a5333dcaec45f9797a688493959795712.jpg)